そうたが教える!葬儀の流れとマナー

2017年09月18日

葬儀から納骨まではお墓の有無によって違う

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葬儀後に遺骨を室内に後飾りという祭壇を設けて遺影と一緒に安置します。ロウソクに火をつけてお線香をあげて、お花や故人の好きな物をお供えします。後飾りは葬儀社が用意してくれるものがほとんどですが、自宅で用意するときには折りたたみができる小さな机や丈夫な箱などに白い布をかけて代用することもできます。

置き場所は仏壇がある場合にはその前で、ないときには部屋の北側または西側に置きます。マンションやアパートなどの場合には仏間がない場合も多く、リビングや寝室に後飾りを設置することもあります。湿気と直射日光には注意が必要です。

状態によっては、骨壺の中が結露が発生してしまって遺骨にカビが生えてしまうこともあります。水まわりの付近や押入れなどは避けるようにします。納骨のタイミングは一般的には亡くなった日を一日目とし故人が仏様になって来世に向かうといわれている四十九日が忌明けとなるため、その前に遺骨をお墓に埋葬します。

ただし、お墓がない場合作る期間は通常3ヶ月程度かかるため、亡くなってからお墓を作る場合には四十九日までには間に合いません。お墓がない場合には一周忌を目安と設定します。お墓づくりをしている期間は骨壺が自宅にあることが心配な場合には、お寺や納骨堂などに一時的に預かってもらうことも検討します。

お墓づくりは石材店に墓地を選び、墓石づくりなどを話に行きます。多くの場合3〜6ヶ月程度掛けて墓地選びから納骨・埋葬まで終える流れになります。